医療事務求人の探し方とおすすめ求人サイト5選

医療事務は、未経験・無資格からでも始められて安定した収入が期待できる職種として、20代から40代の女性に特に人気があります。

私のように男性が医療事務をやる場合もありますが、医療機関の男女比はやはり女性の方が圧倒的に多いことは、皆さんもイメージをもっているのではないでしょうか。

結婚や出産後の再就職先としても選ばれることが多く、ライフステージの変化に合わせて長く続けられる仕事でもあることが、理由として挙げられるでしょう。

 

しかし、いざ就職活動を始めようと思っても「未経験でも本当に採用されるの?」「やっぱり資格がないとダメ?」「どの求人サイトを使えばいいの?」「子育てと両立できる職場はあるの?」といった不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

 

医療事務の求人は、探し方によって出会える案件の質が大きく変わります

「条件の良い求人がなかなか見つからない…」と悩む方も多いでしょう。

 

この記事では、未経験から医療事務を目指す方のために、医療事務求人の探し方とおすすめの求人サイト5選を紹介します。

あなたの新しいキャリアのスタートを全力でサポートいたします。

かげの医事課長

病院事務をやってる経験をもとに「自分が初めて就活するならどうするか」の視点でお伝えしていきます。求人の選び方や応募前にチェックすべきポイントも解説していきますね!医療事務のキャリアアップとしての転職時は別記事で解説していきますよ。

医事課とは
医療事務の就職に資格が必要?資格取得から就職までの方法

医療事務の求人はどこで探せる?

医療事務の求人を探す方法は大きく4つに分けられます。

未経験者でも応募しやすい求人を見つけるために、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

ハローワーク(公共職業安定所)

ハローワーク(公共職業安定所)は未経験者歓迎の医療事務求人が豊富に揃っている、国(厚生労働省)が運営する雇用サービス機関です。

特に地元のクリニックや個人経営の診療所では、「人柄重視」「長く働いてくれる方歓迎」といった条件で募集していることが多く、これは未経験・無資格の方でもチャンスがあります。

 

ハローワークの大きなメリットは、担当相談員による手厚いサポートです。

「医療事務って具体的にどんな仕事?」「未経験でも大丈夫?」といった基本的な質問から、履歴書の書き方、面接での自己PRの仕方まで、親身になって相談に乗ってもらえます。

 

また、公共職業訓練(離職者訓練)の医療事務講座を紹介してもらえることもあります。

就職に必要な職業スキルや知識を習得するための訓練を無料(テキスト代等は自己負担)を実施するものであり、資格取得を目指しながら就職活動を進めることもできるため、未経験者には特におすすめです。

求人サイト(民間)

民間の求人サイトは、「未経験歓迎」「研修充実」といった条件で検索できるため、初心者でも安心して応募できる求人を効率的に見つけられます

 

24時間いつでもPCやスマートフォンから検索できるので、家事や育児、仕事の合間にも就職活動を進められます。

 

また、多くの求人サイトでは、実際に働いているスタッフのインタビューや職場の写真が豊富に掲載されています。

「子育て中のママが活躍中」「アットホームな職場です」「やりがいのある仕事内容です」といった情報も多く、働く環境をイメージしやすいのが特徴です。

 

その他「ママ向け特集」や「ブランクOK特集」など、女性の働き方に配慮した特集ページも充実しています。

条件を細かく設定して検索できるため、「土日祝休み」「残業少なめ」「託児所あり」といった希望に合った求人を見つけやすいです。

転職エージェント(民間)

転職エージェントは、専任のエージェント(キャリアアドバイザー)がマンツーマンで就職活動をサポートしてくれるサービスです。

「未経験だけど医療事務になりたい」という気持ちを汲み取って、あなたに最適な求人を提案してくれるので、エージェントからの連絡を中心に対応するだけでOKです。

 

エージェントを利用する最大のメリットは、面接では聞きにくい「残業はどの程度ありますか?」「産休育休の取得実績はありますか?」といった質問を、代わりに確認してもらえることです。

給料の交渉や転勤の有無などは「待遇に係る質問ばかりを聞くのは気が引ける」「印象が悪くなりそうで聞けない」といった心理が働き、なかなか質問をすること勇気が必要ですよね。

特に子育て中の方にとっては職場環境の詳細な情報は重要な判断材料になるので、直接聞きにくいことを入職前に確認できることは非常に嬉しい点ではないでしょうか。

 

また、履歴書に書く「志望動機」や面接での「なぜ医療事務を選んだのか」といった質問への答え方も一緒に考えてもらえます。

未経験だからこそ不安に感じる部分を、プロの視点でサポートしてもらえるのは心強いですね。

 

CMでよく見る「Doda」や「リクルートエージェント」のように、現在は様々なエージェントサービスを利用できる環境にあるので、自分に合ったサービスを選びましょう。

 

エージェントと二人三脚で就職活動を進めることで、最短ルートで医療事務に近づくことができます。

直接応募・院内掲示

近所のクリニックや通院したことのある病院など、「ここで働いてみたい」と思う医療機関がある場合は、直接問い合わせてみる方法もあります。

院内の掲示板や医療機関のホームページで求人情報を確認できることがあります。

ただし、医療機関によっては自院のホームページでの公開はせず、民間の求人サイトにのみ掲載している場合もあります。

「ホームページにないから」といって諦める必要はありませんし、「どうしてもここで働きたい!」といった熱意があれば、求人情報について直接問い合わせをしても良いかもしれません。

 

直接応募のメリットは、職場の雰囲気を事前に知ることができることです。

患者として通院した経験があれば、スタッフの対応や忙しさなども把握しやすいでしょう。

職場の雰囲気を直接感じることができますし、スタッフ間の連携やどのような仕事をしているか、一部を見ることができます。

 

また、地域密着型のクリニックでは、「近所にお住まいの方歓迎」「長く働いてくれる方を探している」といった理由で、未経験・無資格でも積極的に採用してくれることがあります。

求人サイトの選び方

未経験から医療事務を目指す場合、求人サイト選びは特に重要です。

自分の状況に合ったサイトを選ぶことで、効率的に理想の職場を見つけることができます。

地域特化型サイト

お住まいの地域で働きたい方、特に「子どものお迎えに間に合う場所で働きたい」「通勤時間を短くしたい」という方には、地域特化型の求人サイトがおすすめです。

 

地域特化型サイトの強みは、その地域の医療機関とのつながりが深いことです。

 

「院長先生はとても優しい方です」「スタッフの年齢層は30代が中心で、子育て中のママが多いです」といった、実際に足を運ばないと分からない情報を教えてもらえることもあります。

また、地域の平均給与や交通事情なども詳しいため、現実的な就活プランを立てやすいです。

医療業界特化サイト

医療業界に特化した求人サイトは、「医療事務って具体的にどんな仕事?」「必要な資格は?」「未経験でも本当に大丈夫?」といった疑問に答える情報が豊富です。

 

これらのサイトでは、医療事務の1日のスケジュールや実際の業務内容、先輩スタッフの体験談などが詳しく紹介されています。

未経験者にとって仕事内容を具体的にイメージできることは、面接での志望動機にもつながる貴重な情報です。

また、「レセプト業務とは?」「電子カルテの使い方」「医療用語の基礎知識」など、入職前に知っておきたい基本知識も学ぶこともできます。

 

医療業界に特化している分、多くの求人情報を持っています。

医療事務に特化したサイトもあるため、積極的に活用していきましょう。

おすすめ医療事務求人サイト5選

医療事務になる場合、どうやって求人を探せばいいか、分からないですよね。

ネットで調べてみると意外と求人サイトがたくさんあって迷ってしまうと思います。

ここでは、自分に合った働き方を見つけられる求人サイトとして5つをご紹介します。

ハローワークインターネットサービス

全国のハローワーク求人をオンラインで検索できるサービスで、未経験歓迎の地元求人が豊富に掲載されています。

特に個人クリニックの「アットホームな職場で一緒に働きませんか」といった、人柄重視の求人を見つけやすいです。

公的サービスのため信頼性が高く、求人情報に虚偽がないことが保証されています。

また、求人掲載が無料のため、様々な規模の医療機関が利用しており、選択肢が豊富です。

さらに職業相談員による手厚いサポートを受けられるため、お近くのハローワークで、対面でもしっかりサポートを受けられます。

「医療事務の職業訓練を受けたい」「履歴書の書き方を教えてほしい」といった相談にも親身に対応してもらえますよ。

ジョブメドレー

ジョブメドレーは、未経験歓迎の医療事務求人が非常に豊富で、特に「研修制度あり」「主夫・主婦OK」「学歴不問」といった条件の求人を見つけやすいサイトです。

最大の魅力は、職場の詳細な情報が写真付きで紹介されていることです。

「スタッフルーム」「実際の受付の様子」「研修の風景」などが掲載されており、未経験者でも働くイメージを具体的に描けます。

特に、実際に働いているスタッフのコメントでは「未経験から始めましたが、先輩がとても親切で安心できました」「子育て中ですが、理解のある職場で助かっています」といった生の声を確認できます。

スカウト機能も充実しており、プロフィールに「未経験ですが、やる気があります」「子育て中のため時短勤務希望」といった情報を登録することで、理解のある医療機関から直接オファーが届きます。

医療事務求人.com

医療事務求人.comは、資格講座などを展開している株式会社 日本教育クリエイトが運営しており、具体的な働き方のイメージをお持ちの方におすすめの求人サイトです。「病院勤務にこだわりたい」「健診センターもしくはクリニック勤務がいい」と自分なりの軸がある方に最適です。

職種や就業先種別、雇用形態のほか、「扶養枠」などのこだわり条件でも検索機能が使えます。


キャリアアドバイザーとの面談や現場見学をしてから面接に挑戦できたり、勤務開始前の初期研修を受けられたりと、医療事務の基本から就業前までの手厚いサポートが特徴です。

マイナビ転職

大手人材会社マイナビが運営する転職サイトでは、医療事務を含めて多くの求人情報を掲載しています。「転職ノウハウ」では転職活動のイロハをまとめており、コンテンツが充実している点が特徴です。

また、「転職フェア」として全国各地で合同企業説明会を開催しています。参加をすると多くの企業と出会う機会がありますが、医療機関が中途採用で合同企業説明会に参加することは稀であり、出展していても1つの合同説明会で5つあれば良い方です。

マイナビの強みは、企業との信頼関係による詳細な職場情報です。編集部の方が医療機関や仕事の魅力を記載してくれるので、医療機関の特徴を把握しやすくなります。その他にも先輩社員のインタビュー記事も掲載されているため、実際に働いている方から生の声を聞くことができます。

具体的な話を聞くと自分が働いたときのイメージを持つことができますし、その職場の雰囲気をうかがい知ることができます。

なお、マイナビコメディカルも運営しており、こちらの方が医療事務の求人数は多いようです(本記事執筆時点)。

とらばーゆ

とらばーゆはIndeed Japan株式会社が運営している求人求職関連サービス総合サイトです。

女性をターゲットに働きやすい求人を多く掲載しており、「転勤なし」「産休・育休取得実績あり」といった条件での検索機能が充実しています。

働き方を重視した求人の場合、医療機関との直接雇用ではなく、人材派遣会社との雇用になるケースは多くみられますのでご注意ください。

応募前にチェックすべき3つのポイント

未経験から医療事務を目指す場合、応募前に確認しておきたいポイントがあります。

入職後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、以下の3項目は必ずチェックしましょう。

給与・待遇

医療事務の給与は地域や医療機関によって差がありますが、未経験者の場合は月給15~18万円程度からスタートすることが多いです(病院だともう少し給与水準が高めになります)。

 

ただし、基本給だけでなく各種手当も確認しましょう。


特に注目したいのは「資格手当」です。

医療事務の資格を取得することで月1万円程度の手当がつくこともあるため、将来的な収入アップにつながりますし、資格取得補助があればキャリアアップの道もみえてきます。

また、「皆勤手当」「交通費」「昇給制度」「住宅手当」「通勤方法」「賞与の支給実績」等も確認しておきましょう。

 

その他、社会保険の完備も重要なポイントです。

特に将来的に出産を考えている方は、産休・育休制度の取得実績があるかどうかを確認しておくことをおすすめします。


「入職時研修制度」があるかどうかも、未経験者には重要な要素です。

医療用語や電子カルテの使い方、レセプト業務など、基本から教えてもらえる環境かどうかを確認しましょう。

 

クリニックや病院によっては独自の福利厚生制度を設けているところがあります。

職員旅行の補助、医療費自己負担の補助、食堂利用可など様々な種類があるので、複数の求人と見比べながら探すと面白いですよ。

勤務時間・シフト

医療事務の勤務時間は、医療機関の診療時間に影響します。

一般的な病院では「8:30~17:30」「9:00~18:00」といった勤務時間が多く、土曜日は午前中のみの勤務が一般的です。正職員は日曜日の休みのほか、土曜日の半日勤務分を平日のどこかで休みとするところが多いです。クリニックと比べて人員が豊富なため、部署内で勤務シフトを組みながら、好きな平日で休みがとれるのは病院の良いところと思います。

一方のクリニックや診療所では、「9:00~12:00、14:00~19:00」というように、お昼の中休みが長めの時間であったり、休日については休診日の平日1日+日曜日の週休二日制となっているところが一般的です。また、お盆休みや年末年始などは長めの期間を休診とするところが多いため、病院よりも休みは多くなる傾向にあります。

 

子育て中の方は、以下の点を特に注意して確認しましょう:

  • 残業の頻度(月末のレセプト業務時期は忙しくなることが多い)
  • 土曜日の勤務の有無(シフトで休みか、毎週休めるか)
  • 有給休暇の取得しやすさ
  • 子どもの急病時の対応への理解(急な早退、休暇取得ができるか)
  • 学校行事への参加に対する配慮(平日の休暇取得、連休の取得ができるか)

 

また、「時短勤務制度」がある職場では、子育て中でもフルタイムに近い収入を得ながら、無理なく働き続けることができます。

自分に合った勤務形態があるか、しっかり確認してから応募をしましょう。

職場の雰囲気

医療事務は患者さんとの接点が多く、医師や看護師との連携も重要な仕事です。

職場の人間関係や雰囲気は、仕事の満足度に大きく影響します。

可能であれば職場見学を申し出て、以下の点を観察してみましょう。

 

  • スタッフ同士のコミュニケーションの様子
  • 患者さんへの対応の丁寧さ
  • 忙しい時間帯(特に外来をやっている午前中)でもギスギスしていないか
  • 新人への指導対応はどうか
  • 電話応対時の言葉遣い
  • 夕方の比較的忙しくない時間帯の勤務態度
  • 職員の服装や髪色などの身だしなみ

 

また、「スタッフの平均年齢」「離職率」「平均勤続年数」についても確認できれば、職場環境の安定性を判断する材料になります。

 

その他「未経験者の受け入れ実績」「充実した研修体制」も重要なポイントです。

過去に未経験者を採用して、しっかりと育てあげた実績のある職場であれば、安心して働き始めることができます。

まとめ:求人探しは複数サイト併用が基本

医療事務の求人は複数の媒体を併用することで、より条件の良い案件に出会える可能性が高まります。

 

未経験から医療事務を目指す場合、求人探しは新しいキャリアの第一歩です。

 

一つの方法だけに頼らず、複数の手段を上手に組み合わせることで、あなたにぴったりの職場に出会える確率が格段に上がります。

 

ハローワークでは未経験歓迎の地元求人と職業相談員のサポートを、民間の求人サイトでは詳細な職場情報と便利な検索機能を、転職エージェントでは専門的なキャリア相談を、というように各サービスの特徴を活用していきましょう。

 

今回ご紹介した5つのサイトは、いずれも未経験者への配慮が充実しています。まずは2~3つのサイトに登録して、求人情報を比較検討してみてください。

すべてのサイトが全求人を掲載しているわけではないので、「このクリニックの求人はAサイトだけ、この病院の求人はAサイトとBサイトの両方ある」といったこともあり得ます。

 

応募前のチェックポイントを参考に、給与や勤務時間、職場環境について十分に確認することで、長く安心して働ける職場を見つけていきましょう。

 

医療事務は、人の役に立つやりがいのある仕事であり、ライフステージが変わっても続けられる安定した職種です。

 

未経験だからといって遠慮する必要はありません。

 

「人と接することが好き」「丁寧な作業が得意」「責任感がある」といった、あなたの持っている素晴らしい資質を活かせる職場が必ずあります。

 

この記事が、あなたの医療事務への第一歩を後押しできれば幸いです。

新しいキャリアに向けて、自信を持って踏み出してくださいね!

病院事務の総合職って何の仕事するの?
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医事課/医療事務の実務に役立つ情報をお届けします。 自身の経験を共有することで、悩みを抱えている医事課職員さんの助けになりたいと思ってます。 コメディカル向けにもたまーに発信します。 ★医事課×病院経営★ ■無資格・未経験で急性期病院勤務 ■受付→外来/入院レセ→DPCデータ分析